一般的には、悪阻も軽くなり、安定期に入った後、8ヶ月頃から準備を始める人が多いようです。
出産の季節によっても必需品などが変わってきます。ご家庭の環境やおさがりで買わなくていいものなども考慮して、ベストな準備が出来るといいですね。
正産期に入る臨月は、いつ生まれてもおかしくない状態です。出産の入院準備は遅くとも妊娠36週に入る頃には終えておきましょう。ママ自身が必要なものも多いですが、意外と忘れがちなのが産後の新生児期に必要なベビー用品。これもすべて、妊娠36週頃には揃えておくのがおすすめです。
産後の入院生活が終わると、いよいよ育児が始まります。
必要なものがきちんと揃っていれば余裕も生まれるので、生活シーンごとの基本アイテムを前もって準備しておきましょう。
新生児衣料、寝具、授乳用品、浴用雑貨、おむつ替えグッズなど、必要最低限のものはしっかりと揃えておきましょう。
里帰り出産とは、妊婦さんが現在住んでいるところを離れて実家に帰り、実家近くの病院や産院で出産することです。いつ来るか分からない陣痛時に旦那さんがそばにいないこともありますが、実家に帰っていれば出産経験のある母親が病院に行くタイミングを教えてくれたり、病院までも付き添ってくれるので安心です。
出産直後は2,3時間おきに授乳やミルク、おむつ替えがあるので1日があっという間に過ぎてしまいます。初めての赤ちゃんのお世話ですから多くの時間と体力を割くことになり家事までこなすのはかなりの負担になります。里帰り出産では家事は親に頼ることができ、ママは子育てに集中することができるので体力・精神的にも支えになります。
実家に帰る時期は妊娠30〜35週が目安になりますが、病院によっても細かい時期は変動します。自分の体調や周りの環境を考えて、出来る範囲で早めに移動しましょう。
里帰り出産が難しい場合は、実母に今住んでいる家に来てもらうという手段もあります。
ママにとっては産後すぐから慣れ親しんだ家でそのまま育児をスタートできる安心感や、臨月の体と新生児を抱えての移動がないので体力的にもかなりのメリットがあります。里帰り出産ではパパが出産直後の育児に関わることができませんが、自宅での育児スタートになるのでパパも一緒に参加することができます。産まれたばかりの赤ちゃんとの貴重な時間を父親も一緒に過ごすことが出来ることは、ママにとっても嬉しいことですね。
慣れない環境でのお母さんの負担もあるかもしれないので、里帰り出産よりは期間を短くするといいかもしれませんね。
マタニティブルーとは、妊娠中や出産後にあらわれる感情の変化のことです。妊娠中は初期と後期に起こりやすく、出産後は赤ちゃんが生まれて数日から1ヶ月の間に起こりやすいといわれています。
人によって症状は様々ですが、不安を感じる、夫や周囲にイライラしてしまう、涙もろくなる、自分自身を責めてしまう、などの症状がみられます。
産後クライシスとは「産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況」を言います。厚生労働省が5年に一度行っている調査によると、子供が0~2歳の時に離婚した母子世帯の割合は全体の35%にもおよび、産後2年以内に離婚する夫婦がいかに多いかを表しています。
出産後の夫婦関係の悪化、夫に対する愛情がどんどん薄れてゆく、こんな状態が続くことを産後クライシスと呼ぶのです。
産後早い段階で離婚に至るケースが増えており、産後クライシスは離婚に発展しやすい傾向にあります。